SPECIAL FEATURE
デザイン、ファッション、工芸など装飾美術の分野で、世界最大級のコレクションを誇るイギリスの国立博物館・ヴィクトリア&アルバート博物館(Victoria and Albert Museum、通称V&A)。400万点を超える所蔵品は、家具・ファッション・陶磁器・写真・彫刻・絵画など多岐に渡り、日本・中国・インド・イスラム美術など外国文化に特化したギャラリーも保有しています。
博物館の名前はヴィクトリア女王(1819-1901)とアルバート公(1819-1861)に由来。64年に及んだヴィクトリア女王時代、イギリスは世界各地を植民地化し、その領土は世界の陸地面積の20%以上、人口の4分の1を支配。まさに栄光の時代でした。1851年には、ロンドンで最初の万国博覧会が開催され、それが前代未聞の成功を収め、翌年以下の3つの目的のもとV&Aが設立。
1. 全ての人々に開放され、誰もが芸術を鑑賞できる場であること
2. 知識を身につけ、感覚を養う、労働者にとっての教育の場であること
3. デザイナーや製造業に携わる人々にインスピレーションを与え、デザインを振興すること
現代まで続くイギリスの文化政策が息づく場所として、一般人やデザイナーたちから愛されています。
※ユニフォトでは、ヴィクトリア&アルバート博物館と契約しており、貴重なアーカイブ画像の提供が可能です。弊社サイトに掲載されていない画像についても、お気軽にお問い合わせください。
Category : 絵画
Date : 2021.11.04
ロンドンの美術館(桜井武/平凡社刊)
王様でたどるイギリス史(池上俊一/岩波ジュニア新書刊)
イギリス王室1000年史(石井美樹子/新人物往来社刊)
NETSUKE(駒田牧子/角川ソフィア文庫刊)
博物館の名前の由来となったヴィクトリア女王とアルバート公。18歳で即位したヴィクトリア女王は、翌年いとこで同じ年のアルバートと結婚。V&Aは設立時の1852年は、「生産者美術館」として出発、その後、1899年5月17日にヴィクトリア女王臨席のもと式典が行われ、最愛の夫アルバート公をしのび、「ヴィクトリア&アルバート博物館」と改称。これが、公の場に女王が現れた最後の機会とされています。
日本でも人気のアーツ&クラフツ運動((Arts & Crafts Movement))を牽引したウィリアム・モリス(William Morris, 1834-1896)の家具、タイル、テキスタイルなど数百点に及ぶ所蔵品を保有し、博物館内にはモリスが設立した商会が請け負った最初の大仕事「Morris Room」もあります。
現代のお守りやキーホルダーのようなものとして、日本の江戸時代から愛されたのが「根付(ねつけ)」。帯にさげるものの留め具という実用品でありながら、優れた芸術性と遊び心あふれる工芸品に発展しました。時代の変化により国内では急速に忘れ去られる一方、欧米で人気が広まり、浮世絵のように国内で再認識されるようになりました。小さな根付の中に描かれた世界には、時代を越えて楽しめる普遍性があります。
根付や印籠など、ヨーロッパ最大規模を誇るV&Aの日本美術工芸品のコレクションを紹介します。
イギリスの写真家、セシル・ビートン(Sir Cecil Beaton, 1904-1980)は世界的ファッション雑誌『ヴォーグ』などでの活躍や、オードリー・ヘップバーン(Audrey Hepburn)やマリリン・モンロー(Marilyn Monroe)などハリウッドの映画スターのポートレートが有名ですが、イギリス王室写真家でもありました。1939年から約30年に渡り王室で家族写真から公式写真までを手掛け、王女から女王、そして母となったエリザベス女王を撮り続け、洗練された美しい写真を数多く残しました。
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