2023ふり返る

SPECIAL FEATURE

ふりカエル2023🐸

金の平均小売価格(1グラム)は、2022年12月の7,854円から2023年11月には9,604円と22%上昇。日経平均株価は、2022年12月4日の27,820円から2023年12月4日には33,231円と19%上昇した。キャベツの価格(円/キロ)は前年比46%上昇し、卵1キロ(Mサイズ)あたりの価格は、2022年1月は135円だったものが、2023年は平均で300円を軽く超えた。
世界中に影響を与えた地域紛争や物価高騰と、不安な気持ちをかきたてる出来事が続く2023年だったが、新型コロナウイルス感染拡大に応じて、社会全体で急速なデジタル化が進められ、さまざまな側面で課題が顕在化した一方で、音楽ライブや舞台などのチケット売り上げは、過去最高をを上回る勢いで推移し、美術館の入場者数は、コロナ禍前を超えて拡大。生命力にあふれる新しいつぼみも確実に芽吹きはじめた2023年だった。

Category : 報道

Date : 2023.12.12

堰を切って流れ出す"トキ消費"

2019年の6,295億円まで急成長したライブエンタメ市場は、新型コロナウイルス感染拡大に応じて、2020年の市場規模は前年比約82%減の1,106億円まで下落。音楽や観劇だけにとどまらず、多くの文化拠点は閉館を余儀なくされ、多くの人々が芸術との触れ合いを中断した。
2023年5月、新型コロナウイルス感染予防対策ガイドラインの5類移行に伴い、コロナ禍前と同水準でイベントを開催できるようになり、活況を呈した。2023年6月から7月にかけて、国立美術館「ルーヴル美術館展 愛を描く」の来場者数が25万人を突破。東京都美術館「マティス展」の来場者数が30万人を突破。すみだ北斎美術館の累計入館者数が100万人を超えた。
「4年ぶりの声出し応援」の解禁に応じて、スポーツの国際大会も次々に行われ、WBC(ワールドベースクラシック)の日本代表戦中継の世帯視聴率は、ビデオリサーチ調べの世帯視聴率(関東地区)で、3月9日の「日本×中国」の41.9%から3月16日の「日本×イタリア」の48%まで、全試合とも40%を超える歴史的な高視聴率を記録。またラグビーワールドカップは、10月8日の「日本×アルゼンチン」が21.5%で最高だった。

地球を揺るがす 地域紛争と気候変動

地域紛争は世界の食物流通を大混乱に陥れ、地球規模の気候変動がもたらす温暖化は、世界各地に自然災害をもたらした。2023年夏の気温は過去最高、欧米やアジアで猛暑が続いた。都市化の影響が小さく地域の偏りを考慮した日本の15観測地点の2023年平均気温偏差は+1.76で、過去最高だった2010年の+1.08を大幅に上回った。日本の年平均気温は、過去100年あたり1.3度上昇。世界の家庭電気使用量に占める冷房(エアコン)の比率は約10%、日本の家庭電気使用量では約7.4%を占める。真夏の14時ごろに限れば、冷房は電気代の約58%を占める。
 日本では、2023年4月に新省庁「こども家庭庁」が発足。未来を担う子どもたちは、文化や価値観の伝承者であり、身体的な安全や感情的なサポートが不可欠で、健康、教育、遊び、安全などを含む権利を有し、親や社会が彼らの成長を支える役割がある。国際的な機関や国内の法律は、子どもたちを保護し、適切な環境で成長できるように務める。

歴史の足跡とアニバーサリー 2024

2024年にアニバーサリーを迎える人物を紹介。歴史的な出来事や偉業を果たした人、文化的なアイコンや社会的な変革者に対して、没後何周年かのアニバーサリーは、時とともに、その人物の業績や影響を再評価し、教育機関やメディアを通じて人々に、その人物の生涯や業績について学ぶ機会を提供する。
 仏教では、一般的に三十三回忌または五十回忌をもって「弔い上げ」とし、法事の締めくくりとする。聖書では、「スコア(score)」は20年の期間を指し、人の一生を「3スコア(60年)」とし、特定の予言や期間も「3スコア」と表される。ジェネレーション(generation)は、一般的な世代の交代サイクルを意味し、30~35年を単位とすることが多く、時代を区切る「ディケード(Decade)」は、10年の期間を指す。

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