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風刺画

人々が感じた不平不満や批判は風刺画として表現され世間を騒がせてきました。風刺の対象には人間の心、周囲の仲間や社会、さらに一国の最高権力者までさまざまなものがあります。
近代以降になると印刷技術の進化によって政治風刺の手段として用いられました。新聞や雑誌のようなジャーナリズムの中に使用され、人々の間にニュースとともに広まっていきました。今回は近代以降の3つのテーマに分けた風刺画を紹介いたします。

Category : 文化

Date : 2018.05.09

人間以外に置き換えて

その痛烈な描写のために風刺画家の中には罰金や懲役刑を受ける者、検閲で出版不可になることもありました。また風刺画は多くの人々の心を動かすことで事件や事変になりうる力を持っていました。それらは現代でも同じです。風刺画の手法の一つに、その人物のもつ特徴を極端に強調するもの、あるいは動物や事物を使用または組み合わせるものがあります。ここではそのような風刺画を集めました。

具現化

プロパガンダの役割を持った風刺には国や地域が「形」で表現されるようになりました。「形」になった自分たちと敵を絵画の中で争わせ、善悪の表現をつけるなどして各々の目的のために風刺画を利用しました。自分たちと敵の各々の文化やそのイメージを誇張させて自分たちに有利に事を運ばせるのが狙いでした。

風刺画と地図

私たちは地図によって場所だけでなく状況や情勢も調べられます。正確であることが条件の地図と風刺とを組み合わせることで、風刺の説得力を増加させることができます。ここで多く紹介する19世紀や20世紀は国際交流が盛んになりました。風刺画でも異文化の衝突や帝国主義と植民地の関係などを、地図を使って表現しています。

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