イギリス児童文学の歴史

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イギリス児童文学の歴史

ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス‎ 」はディズニーによる映像化により世界的に人気ですが、イギリスで発生した児童文学はほかにも有名なものがたくさんあります。「マザー・グース‎」、「ジャングル・ブック‎ 」、「ドクター・ドリトル」、「メアリー・ポピンズ‎ 」…どれも日本で知名度の高い作品ばかりです。実はイギリスは子供向け文学が誕生した地と言われ、ファンタジーのほか冒険ものなど想像力豊かな作品が生まれました。また、それらは印刷技術の発展により美しい挿絵に彩られたのでした。

Category : 文化

Date : 2022.06.21

ヴィクトリア朝時代

イギリスで大人の文学とは違う、「児童向け文学」というジャンルが確立したと言われるのがヴィクトリア朝時代です。この時代に生まれた名作の中には、ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」があります。このころ子供は小さい大人として扱われ労働に従事していました。そんなビクトリア朝の子供たちは、児童文学に夢を抱いたのでしょう。

戦前~戦後

児童文学の黄金期は第一次世界大戦とともに終わりを告げました。第二次世界大戦の少し前の時期に児童文学の発行数は減少していましたが、「クマのプーさん」(1926年)や「メリー・ポピンズ」(1934年)など、著名な作品もこのころ登場しました。戦争や恐慌を目の前にしても、児童文学は子供たちに夢を与え続けました。

世界の児童文学

イギリスのほか、例えばアメリカでも児童文学は読まれており、アメリカ開拓時代から児童向けの本は開拓者の子供たちに自制心やモラルを教え、ピューリタン的な道徳を根付かせる教本となりました。またインドでは、大人向けの神話を子供向けにやさしくかみ砕いた本などが出版されました。

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