ハワイは、毎年約10センチ日本に近づいていて、そのうち日本にぶつかる。富山県は、東京都に毎年約2センチ近づいている。2011年、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)では、海岸線が東方向に最大で5.2メートル、沈下方向に最大で1.2メートル動いた。複数のプレート境界上に位置する日本のカタチは、地殻変動によって、日々変形している。この変形(ひずみ)は、地下のエネルギーの蓄積を示し、蓄積されたエネルギーが急激に解放され、地震波として伝わる自然現象が「地震」。
地球の表面は複数のプレート(硬い板状の岩盤層)に覆われ、流動しやすいコンニャクのような層(アセノスフェア)の上に浮いているため、ゆっくり動くことができる。この運動を「プレートテクトニクス」と呼び、大陸が移動する現象を引き起こし、マグマを作り出す。
海底にある「海洋プレート」は、大陸を作っている「大陸プレート」に比べて密度が高く重いので、2つのプレートがぶつかり合うところでは、海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込んでいく。地殻変動には、プレートがゆっくり動くもの、急激に動くものがあり、急激に断層運動が発生するものが「地震」。また、地殻変動には火山活動に伴う局所的にみられるものも知られる。日本は110の活火山を有する。
18世紀後半から19世紀にかけて、漸進的に進行したイギリスの産業革命は、大規模な社会構造や労働条件の革新的な変化をもたらした。時を同じくして、1897年、ナショナルギャラリーの分館としてテート美術館が開館。現在、テート・ブリテン、テート・モダン、テート・リバプール、テート・セント・アイヴスの4館で構成され、イギリス有数の美術館として知られる。
16世紀から現在まで、7万点を超える所蔵美術品からは、並外れた質の深さが伺え、時代が移り変わるにつれて、新しい価値観や意識が生まれ、それに応じて芸術が変化していく様子が直感的に理解できる。テートの所蔵美術品は、観客や批評家にとどまらず、芸術家たちにもに影響を与え、時代全体の新たな美術の潮流を生みだした。
「事実の背後にある物語」を発見する考古学(archaeology)は、古代の文化や人類の過去の活動、遺物などを科学的に研究し、理解する学問。文字に頼らず発掘された遺物を通じて、歴史的な出来事や人類の文化、社会、技術について解明する特徴があり、人類の進化と歴史の謎に迫る。考古学の手法は、発掘した植物や動物の化石、堆積物の分析などを通じて、過去の環境変動や気候変動に関する情報を提供でき、地震痕跡の年代推定可能だ。
日本の考古学者の養成は、主に文学部や文化人類学部で行われる一方で、欧米では理学部が主導し、自然科学に基づく手法が一般的。大英博物館では、毎週土曜日、ベテランの考古学者による、実際の展示遺物や資料を使用した、5時間半で考古学を学べる短期集中コースが用意されている。
歴史上の重要人物と直接対話する機会はないが、記録された映像を通じて、彼らの仕草、雰囲気、歩き方など、個性や特徴を見て取れる。
映像は、文化や社会の価値観、慣習、歴史、アイデンティティを表現するための強力なメディアとして機能し、教育的な目的や啓発に使用されるほか、出来事や証拠の記録として使用される。また、人物や場所などの視覚的な情報を提供し、人々に物事や出来事を直接観察する機会を与える。
歴史の魅力を引き立て、人々に歴史的な出来事や人物に対する興味を喚起し、歴史の学習や探求を促進し、過去の出来事や文化に対する理解を深めるためのコレクション。
2023年9月23日から10月8日にかけて、アジアオリンピック評議会(OCA)が開催する「第19回アジア競技大会」で、8つのeスポーツ競技が正式競技として実施される。パリ・オリンピックでは、時期尚早として、eスポーツの正式競技採用は見送られる見通しながら、2023年3月、国際オリンピック委員会(IOC)が、国際競技連盟(IF)やゲーム会社と連携して設立した「オリンピックeスポーツシリーズ(OES)」が開催され、2023年6月、シンガポールで対面形式によるOESの決勝戦が行われた。
オリンピックやワールドカップなど、世界規模で開催されるスポーツ・イベントは、メディアを通して全世界に配信され、「勝敗の決定」に多くの人の関心をひきつけ熱狂させる。
スポーツの定義は「学者の数だけある」とさえいわれるほど、研究領域は広く曖昧で、取り組むテーマの数は多い。フランスの学者ベルナール・ジレによれば、スポーツは「激しい肉体活動」「遊戯性」「闘争」が含まれた営みとされる。
選手同士が該当するスポーツのルールを遵守して、相手に自己の能力を最大限に発揮しながら、卓越性を相互に追求し合うことに、スポーツの本質があるが、スポーツには「興行」の側面があり、スポーツと興行のボーダーはグレーゾーン。三大新聞のスポーツ面には、興行は掲載されないことから、「三大新聞のスポーツ面に、結果が掲載されるのがスポーツ」という見方をする研究者は多い。
一方で意図的な審判の目を盗んでの反則や、観客が引き起こす乱闘など、スポーツを取り巻く倫理問題(スポーツマンシップ)の再編と教育が、選手と観客ともに急務となっている。
高校の新学習指導要領の実施に応じて、2022年度に入学した高校1年生から、「情報Ⅰ」でプログラミング教育が必修化。小中学校から大学への橋渡しを担う。これまでの選択科目から、すべての生徒がプログラミングについて学ぶことになった。応じて大学入試センターは、2025年度から大学入学共通テストに「情報Ⅰ」を出題科目に加え、国立大学を含むほとんどの大学が、一般入試に「情報Ⅰ」を課すと公表している。
すでにプログラミング教育が実施されている小学校では、文部科学省の2022年度実施状況調査では、プログラミングに関する学習指導の週当たりの時間は、小学5年生で平均5.8時間、小学6年生で6.7時間だった。小学校の学習指導でのプログラミングは、「児童がプログラミングを体験しながら、コンピュータに意図した処理を行わせるために必要な論理的思考力を身に付けるための学習活動」と位置づけられている。
1858年、最初の気球写真から始まった航空写真は、定期的に同じ場所を撮影することで、Googleマップの「ストリートビュー」で見られる「タイムマシン機能」のように、時系列で景観の変化を追うことができる。
過去と現在の航空写真を比べて、土地利用の変化を調べたり、地形と災害の危険性の関係を学習したり、航空写真上にほかのデータを重ね合わせたり、学校の教育現場でも航空写真の利活用が進む。
ドローンは、航空法と電波法の規制で、申請無しで飛行できる高度は地表または水面から150メートル未満。小型航空機は、酸素ボンベを積んでいない場合は、対地高度約300メートルから3,000メートル。成層圏ドローンは2万メートル。人工衛星の最低高度は200キロ。高高度気球では、2013年9月20日、日本のJAXA(宇宙航空研究開発機構)が、超薄膜高高度気球の飛翔性能試験を実施し、到達高度53.7キロを記録した。
文字の歴史は古く、紀元前7千年ごろの新石器時代にさかのぼる。文字は、はじめ実用として生まれたが、文化の進展につれ美的に表現する方法が生まれた。この美化された文字を「書」という。
英語のカリグラフィ(calligraphy)は、デザインされた装飾文字を指し、文字の美しさを追求するという点では「書」と同じだが、必ずしも絵画と同列に藝術としては捉えられておらず、筆と墨などを用いて漢字や仮名を美しく書くことによって表現される、東洋の書(造形藝術)とは異なる。書は中国と日本で発達した独特の芸術で、漢字のもつ造形的な要素と密接な関係がある。
顕微鏡学者マレック・ミシュ(Marek Mis)の光学顕微鏡写真は、さまざまな照明技術を組み合わせて、肉眼では見えない生物学的構造(科学的な役割)と豊かで見事な色彩(アート)を実現する。
米国の微生物学者、ポール・デ・クライフ(Paul De Kruif:1890-1971)の著書「微生物ハンター(Microbe Hunters:1926)」に大きな影響を受けたというマレック・ミシュは、顕微鏡は異次元の扉を開く道具で、ミクロの世界には探索すべき領域が非常に多く、40年間にわたる撮影キャリアをとおして、新しい発見の連続。終わりのない冒険が続く。
ユニフォトプレスのパートナー「Science Photo Library」が契約する顕微鏡学者マレック・ミスの芸術と科学を兼ね備えたミクロの小宇宙旅行。
世界の報道写真を扱う、ロンドンの独立系フォトエージェンシー・panos picturesをご紹介します。
実はイギリスは子供向け文学が誕生した地と言われ、ファンタジーのほか冒険ものなど想像力豊かな作品が生まれました。また、それらは印刷技術の発展により美しい挿絵に彩られたのでした。
毎年3月8日は国際女性デー。1908年、米国のニューヨークで、参政権のない女性労働者によるデモがきっかけで、1910年の国際会議で「女性の政治的自由と平等のためにたたかう」記念の日とするよう提唱されました。
400万点を超える世界最大級のコレクションの中から、日本工芸、ファッション写真家であるCecil Beatonによる英国王室の写真をご紹介します。
ノーベル化学賞受賞者として有名なオランダの大気化学者パウル・クルッツェンは、温暖化の加速、生物多様性の損失、生態系の破壊などの人類が引き起こした地球の生態系への過剰負荷は、6,600万年前の小惑星衝突の影響に匹敵し、新しい地質時代「人新世(anthropocene)」に入った可能性を示唆。
国際自然保護連合(IUCN)のレッドリスト2020では、絶滅の危機に瀕している野生生物は、3万5,765種にのぼる(2020年12月時点)。うち鳥類は環境の影響を受けやすく、約14%を占める。絶滅危惧種に指定されてしまった鳥類の4分の3は、森林を主な生息地としており、現在でも1秒間に1,650平方メートルの森林が地球上から消失。28秒ごとに東京ドーム1個分の森林が消失していると試算される。
こんな写真を探している
こんな企画があって写真を多数使用したいなど、
ご相談は無料で承っております。
TEL | 03-3264-3761 | お問い合わせフォーム |
---|
教科書、教材、出版、放送、広告、WEB、各種商品化などにご使用いただける画像約1億5,000万点からご希望の画像をキーワード検索し、注文することが出来ます。
報道・風景・動物・人物・絵画写真、歴史、美術、映画、サイエンス関連画像など豊富な種類を取り揃えており、随時新規画像を追加しております。
まずは新規会員登録をお願い致します。会員登録をして頂いたお客様は画像の詳細情報の閲覧やライトボックスやショッピングカートのご利用、使用料金の問い合わせ、画像のオーダーからダウンロードをすることが出来ます。
当サイトに無い画像につきましても弊社スタッフが提携先より幅広く検索してお客様に紹介する“写真検索サービス”がございます。
また、国内外の美術館や博物館、研究機関からの個別取り寄せや、英文、写真の“著作権許諾申請代行サービス”など各種サービスも積極的に行っておりますのでご活用ください。
画像使用料金はご使用用途によって異なりますのでお気軽にお問合せ下さい。
ご不明な点がございましたらお電話、お問合せフォームでの連絡をお待ちしております。